第15回勉強会「避難所での感染症発生を防ぐために-薬剤師との連携・協働を考える-」を開催しました

8月8日に第15回チーム中越/長岡協働型災害ボランティアセンター勉強会「避難所での感染症発生を防ぐために-薬剤師との連携・協働を考える-」を開催しました。

この日は、チーム中越/長岡協働型災害ボランティアセンターの関係者の他、長岡市内外から多くの薬剤師の皆さん、約60名程の方が参加してくださいました。

講師は熊本県の薬剤師で、熊本地震の際には避難所となった益城町総合体育館で薬剤師として活動をして、ノロウイルスの発生を0に押さえた経験をお持ちの大森眞樹さん。

薬剤師と言うと、薬局で薬を調剤して渡してくれる方と言った程度の認識しかなかったのですが、食中毒や感染症発生防止のための様々な知識やスキル(手指消毒のための手洗い・消毒薬、嘔吐処理のための消毒薬、エコノミークラス症候群防止のための様々な対策など)を有していることや、普段から学校でも活躍されていることなどを初めて知ることができ、薬剤師さんと連携することで、避難所の衛生環境をかなり改善できる可能性があることを認識させられました。

災害時には、多くの学校が指定避難所になりますが、各学校には、学校薬剤師さんがいらっしゃると言うことなので、こういった皆さんと普段から連携を図ることで、災害時の関連死や病気の発生などをかなり抑えられる可能性があるのではないかと感じました。

また、薬剤師の皆さんの世界では、様々な団体で意見交換を行うケアカフェと言うものが行われており、こういった取組みにチーム中越も加えていただきながら連携を深めさせていただきたいと感じました。

この日は、長岡市薬剤師会の会長さんをはじめ、多くの薬剤師さんの皆さんに出席いただいたおかげで、チーム中越としても新たなつながりをつくることが出来ましたので、このつながりを大切にこれから災害時にうまく機能する仕組みをつくりあげていきます。

第15回勉強会「避難所での感染症発生を防ぐために-薬剤師との連携・協働を考える-」

災害時の避難所では、ノロウイルスなどの感染症が発生すると、避難所内に蔓延し、深刻な事態を引き起こす可能性があります。
熊本地震の際、益城町の避難所では、薬剤師さんが避難所運営に関わったことで、避難所内での感染症を防ぐことが出来ました。

第16回チーム中越/長岡協働型災害ボランティアセンター勉強会では、熊本地震当時、実際に避難所運営に関わられた薬剤師、大森眞樹さんをお招きし、避難所で感染症を防ぐための注意点などをお話いただくと共に、避難所運営など災害支援における薬剤師さんとの連携・協働を考えます。

日時;2019年8月8日(木) 18:30-20:30
場所;長岡震災アーカイブセンターきおくみらい 多目的ホール
〒940-0062 長岡市大手通2-6フェニックス大手イースト2F

プログラム
第一部 講義
「避難所での感染症防止のためにできること」
-薬剤師だから出来る避難所運営支援、他団体との協働・連携-
講師 山鹿地区薬剤師会 理事 大森 眞樹氏
第二部 意見交換
「新潟県内・長岡市内での避難所運営における薬剤師との連携・協働を考える」

申込み
氏名、所属、メールアドレス、電話番号を明記の上、以下の連絡先までメールもしくはFAXにてお申し込みください。(締切;7月26日(金))
(公社)中越防災安全推進機構 担当;河内
TEL0258-39-5525 FAX0258-39-5526 Email; t-kawauchi@cosss.jp

災害時の技術支援を考えるワークショップを開催しました

災害時の技術支援を考えるワークショップをきおくみらいで開催しました。
各地の災害現場で活躍されている技術系の専門ボランティアの皆さんや災害ボランティアセンターの関係者の他、建築などを専門にやられている業者さんにもお越しいただき、屋根上のブルーシート張りや床下の泥出しの工法や工具の他、技術系の活動を支える仕組みなどについてなど、いろいろと意見交換を行いました。

前半の講義では、全国の災害現場で活躍されているDRT-JAPANの黒澤さんからのお話。
一般の災害ボランティアでは作業が難しい、屋根上のブルーシート張りや重機を用いた土砂撤去などの作業、床下からの土砂撤去作業などの活動状況や、課題についてお話いただきました。

後半のワークショップでは、
①地震災害(屋根上)支援を考える
②洪水・土砂災害(床下・土砂撤去)支援を考える
③技術系災害ボランティアを支えるための仕組みを考える
の3チームに別れ、ワークショップを行いました。

①地震災害(屋根上)支援を考えるでは、地震などで瓦が崩れた際に応急処置として、どのような作業が必要かを実演いただいた後で、中越地震の際に瓦の応急処置を実際に行った本業の瓦屋さんからの説明などを交えながら、実際にどのような工法があると良いかについて話し合われました。
割れた瓦の下にトタンをはさむことで応急処置になると言った話や、棟を覆うブルーシートを簡単に止められるような工具があると良いと言った具体的な工具の提案もなされました。

②洪水・土砂災害(床下・土砂撤去)支援を考えるでは、被災者の金銭面を考慮して、既存の部材の再利用を考えた方が良いと言った話や、住宅の基礎構造を知っておく必要があると言った話が出されました。また、床下の作業や土砂撤去作業の効率を良くするためにはどのような道具があったら良いかと言う話では、持ち運びの出来る小型のベルトコンベア、効率の良い除湿剤、水にぬれても書けるチョーク、女性でも使える工具シリーズ、水害復旧スターターキットなどのアイデアが出されました。

③技術系災害ボランティアを支えるための仕組みを考えるでは、作業のビフォア・アフターがわかるような啓発、支援マニュアルの作成、人材発掘や育成、災害ボランティアセンターとの連携の仕組みづくりやコーディネーターの育成、資金的なバックアップ、資機材や人材のネットワーク構築など、技術系の災害ボランティアの皆さんの活動を支えるための様々なアイデアが出されましたが、それらをより具体化するために関係者が集まっての検討会を行う必要があるのではないかと言う結論が出されました。

半日のワークショップでしたが、技術系の災害ボランティアの皆さんの活動について理解が深められた他、様々な分野の人たちが集まってアイデアを出し合うことで、新たなアイデアを生み出すことが出来ました。

今後は、今回参加いただいたコメリさんにもかかわっていただきながら、災害時に使える新たな商品開発につなげると共に、技術系の災害ボランティアの皆さんや社協、行政、NPOの皆さんなども含めて検討会を行い、災害時に技術系の災害ボランティアの皆さんの活動がスムーズに行えるような仕組みづくりの検討をしていきたいと考えています。
また、大阪地震の被災地では、まだまだブルーシートをかける人手が足りていないと言うことですが、今回のワークショップを契機に地域や業界を越えた支援体制の構築にもつながっていきそうです。

平成30年7月豪雨支援活動報告会を開催しました

8月31日に平成30年7月豪雨支援活動報告会が開催され、約35名程の皆さんから参加いただきました。

平成30年7月豪雨では、長岡市からは幕末の縁と言うこともあり、岡山県の高梁市に官民連携の支援チームを派遣し、支援活動を行ってきました。
今回の報告会では、高梁市における支援活動を中心に、チーム中越のメンバーが関わった他の被災地支援の話も交えて報告を行っていただいた他、後半は今回の災害を受けて、遠方の私達としてどのような支援が出来るのか、また、長岡で水害が発生した時のためにどのようなことが出来るのかについて意見交換を行いました。

報告からは、過去に被災のない地域で起こった災害のために、避難所運営や災害ボランティアセンターの運営、それに行政による生活再建支援など過去に経験されたことのない支援活動を行わなければいけなかったために、行政や社協など現地で支援に当たられている皆さんがいろいろとご苦労されている様子がうかがわれました。
だからこそ、被災経験のある市町村からの支援が必要になるのだと感じさせられると共に、被災する前から被災後の様々な対応についても市町村の枠を越えて伝えていく必要性を感じさせられました。
そういう意味でも私達、長岡の果たすべき役割・責任は決して小さくないのだと思います。

また、今回の災害では、中越地震の復興支援員制度をヒントとして誕生した地域おこし協力隊の皆さんも、岡山県内の各地で精力的に支援活動を行われているということでした。
中越地震では、地震をきっかけとして地域をサポートする支援員制度が生まれましたが、今回の豪雨災害では、それとは逆に平時から地域で活動をしていた地域おこし協力隊の皆さんが地域の支援活動を行っていることは、非常に興味深いことだと思います。
地域おこし協力隊の皆さんとは、研修等を通じて発災前から中越防災安全推進機構と接点があったこともあり、日本財団のバックアップをいただきながら今後も支援をしていく予定です。

今回のような遠方の災害では、なかなか中越から直接的な支援は難しいと感じていますが、一方で我々中越にいるメンバーが持つネットワークを活かすことで様々な形の支援の可能性があることも少し感じさせられました。

また、災害を経験していない未災地に長岡の経験をつないでいくことも大切なことですが、同時に長岡の中でもしっかりと被災の経験をつないでいく必要があります。
災害が多い長岡ですが、幸いここ5年間は災害に見舞われていません。
しかし、だからこそ次の世代に私たちの経験をどのようにつないでいけるのか、災害が起こっても対応できるような力を維持・向上させるためにはどうしたらよいかをしっかりと考えていきたいと思います。

【実施報告】総会+第13回長岡協働型災害ボラセン勉強会「近年の国内災害と支援活動や平時の地域防災の取り組みと今後に向けた視座を探る」

5月11日にチーム中越/長岡協働型災害ボランティアセンターの総会ならびに第13回目となる勉強会を開催しました。

総会では、チーム中越/長岡協働型災害ボランティアセンターの一年間の活動を報告すると共に、今年度の計画について報告をさせていただきました。
昨年度の実施した事業ならびに今年度の事業計画は以下の通りです。

【H29年度一般事業】

  • 第12回長岡協働型災害ボランティアセンター勉強会「災害時の物資支援のあり方を考える」
  • 第1回物資等支援・受援体制検討会
  • 災害ボランティアセンター設置訓練の検討

【H29年度災害支援事業】

  • 平成28年熊本地震支援
  • 糸魚川大規模火災支援
  • 九州北部豪雨支援

【H30年度事業計画】

  • 協働団体・構成団体連絡会(総会)の開催
  • 長岡協働型災害ボランティアセンター 勉強会の開催
  • 物資等支援・受援体制検討会の開催
  • 災害ボランティアセンター設置訓練の検討・実施
  • 長岡協働型災害ボランティアセンターHPの更新
  • 自然災害対応

総会に引き続き、全国各地で様々な活動をされているFEEL Doの皆さんと共同で第13回長岡協働型災害ボランティアセンター勉強会「近年の国内災害と支援活動や平時の地域防災の取り組みと今後に向けた視座を探る」を開催させていただきました。

勉強会では、「被災者・地の支援活動」「広域支援・後方支援」「平時の地域防災力向上」と言う3つのテーマに関して、FEEL Doの皆さんから話題提供をいただき、それに関して意見交換を行いました。
普段は、長岡での課題を取り上げて話すことが多い、チーム中越の勉強会ですが、今回は長岡以外での活動や課題を知ることができました。
自分達の地域のことを深掘りすることも大切ですが、他地域での取組みなどから改めて気づかされる課題も多くあり、こういった情報交換も有益だと感じさせられた勉強会でした。

今回は、2時間で3テーマと言う、かなり濃密な形での勉強会になりましたが、もっと時間にゆとりを持った形で出来ると次のプロセスも生まれてきそうな気がします。
今後とも、FEEL Doをはじめとして全国で活動をされている団体の皆さんとの連携を深めることでネットワーク構築もはかりながら、災害に強い地域づくりを進めていきたいと思います。

【ご案内】総会+第13回長岡協働型災害ボラセン勉強会「近年の国内災害と支援活動や平時の地域防災の取り組みと今後に向けた視座を探る」

チーム中越では、困ったときには互いに支え合えるゆるやかな顔の見える関係を作っていくために「平成30年度チーム中越/長岡協働型災害ボランティアセンター総会」を開催いたします。

また、今年度は総会と合わせて、全国各地の災害現場などで活動をしているFEEL Doの皆さんとの共同により「近年の国内災害と支援活動や平時の地域防災の取り組みと今後に向けた視座を探る」と題して、第13回勉強会も開催いたします。

勉強会では、「被災者・地の支援活動」「広域避難者・後方支援」「平時の地域防災力向上」の3つのテーマについてFEEL Doの皆さんから話題提供をいただくと共に、テーマごとに解決策や支援のあり方について、それぞれの知見を持ち寄りながら意見交換を行います。
また、FEEL Doのような全国域で活動を行っている防災・災害支援関係団体との連携・協働のあり方もあわせて考えます。

大勢の皆さんの参加をお待ちしておりますので、どうぞ奮ってご参加ください。

日時;平成30年5月11日(金)18:45~20:45
場所;長岡震災アーカイブセンター きおくみらい 多目的ホール
長岡市大手通2‐6フェニックス大手イースト2F
参加費;無料(交流会は有料)

プログラム
1.チーム中越/長岡協働型災害ボランティアセンター総会(18:30-18:45)
2.勉強会第1部(18:45~20:45)FEEL Do×チーム中越 意見交換会「近年の国内災害と支援活動や平時の地域防災の取り組みと今後に向けた視座を探る」
①「被災者・地の支援活動」災害ボランティア活動や福祉的支援活動を切り口としながら、これまでと今後の支援のあり方を考えます。
②「広域支援・後方支援」被災地支援では、広域的な支援や後方支援が大きな支えとなります。被災地支援のバックヤードや、広域避難を余儀なくされ方々の受け入れや支援活動のあり方について考えます。
③「平時の地域防災力向上」地域防災活動の裾野を広げ、推進者どうしがつながり育っていくためのあり方について考えます。
3.勉強会第2部(20:45~)  交流会(有料;会費2,000円)


氏名、所属、メールアドレス、電話番号を明記の上、以下の連絡先までメールもしくはFAXにてお申し込みください。

問合せ・連絡先
(公社)中越防災安全推進機構 担当;河内
〒940-0062長岡市大手通2-6フェニックス大手イースト2F
TEL0258-39-5525 FAX0258-39-5526
Email; t-kawauchi@cosss.jp

第12回長岡協働型災害ボラセン勉強会「災害時の物資支援を考える」を開催しました

第12回長岡協働型災害ボラセン勉強会では、スマートサバイバープロジェクトの矢崎さんを講師に迎え、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」や「スマートサプライ」の仕組みなどについてお話いただき、長岡で災害が発生した際にスムーズに物資支援を受けるにはどうしたら良いかを考えました。

13年前の中越地震でも仕分けされていない物資が全国から寄せられ、その対応に苦慮した苦い経験がありますが、昨今の災害においても、避難所によって届けられる支援物資の差が生じたり、SNSを使って支援物資の情報を発信してしまったために、全国から必要以上に多くの支援物資が届けられ、その支援物資の対応に苦慮した事例が多くみられます。
今回の勉強会は、長岡で災害があった際に再び物資による混乱が生じないよう、スムーズに物資を受け取るにはどうしたら良いかを考えるために開催したものです。

講師の矢崎さんからはスマートサプライのこれまでの経緯や実績などについて紹介いただいた他、スマートサプライの仕組みについてもご説明いただきました。

大雑把にいうと、自治体からの物資支援は、食料などの生活に欠かせない物品を避難所に供給する緊急期の支援。スマートサプライによる支援は、避難所などの個別ニーズ把握・集約した上でamazon欲しいものリストなど様々な方法で物資を集めて届ける、どちらかと言うと中長期の支援。どちらが良い悪いではなく、この両方の支援が組み合わさってこそ、しっかりとした支援が行うことが出来ます。

また、このスマートサプライ。物資だけでなく、ボランティアニーズなどの地域ニーズの把握や情報集約においても使える優れもので、使い方によってはまだまだ活用の可能性が広がりそうです。

ただし、発災後にこのスマートサプライの仕組みを用いるのでは効果が限定的で、平常時から地域にこの仕組みを理解してもらい災害時に情報発信を出来るようにしておくこと、つまり、地域の「受援力」を高めておくことが不可欠です。

後半の意見交換では、長岡をこのスマートサプライを導入することについての議論などがいろいろとなされました。
これを機会にチーム中越では、スマートサバイバープロジェクトの皆さんと連携させていただきながら、長岡における受援体制の整備を進めていき、その成果を全国に向けて発信して行く予定です。

【ご案内】第12回長岡協働型災害ボラセン勉強会「災害時の物資支援のあり方を考える」

東日本大震災、熊本地震などの過去の災害においては、一部避難所や被災地域などに十分に支援物資が届かないケースが合った他、FacebookやTwitterなどのSNSを使って物資支援が呼びかけられた結果、山のように物資が集まってしまい、その処理に困ったケースが数多くみられました。

今回の勉強会では、「必要な人に必要な支援を必要な分だけ届けるシステム」を構築し、東日本大震災や熊本地震などで、3000を超える避難所や仮設住宅などに物資支援を行った「スマートサバイバープロジェクト」の矢崎さんからお話を伺うと共に、物資支援や受援のあり方について皆さんと一緒に考えます。

日時;平成29年10月5日(木)18:30~20:30
場所;長岡震災アーカイブセンター きおくみらい多目的ホール
〒940-0062長岡市大手通2‐6フェニックス大手イースト2F
参加費;無料

プログラム
第1部 講演「スマートサプライによる物資支援の仕組み」を学ぶ
講師;スマートサバイバープロジェクト 矢崎淳一氏
※スマートサプライとは、必要な人に必要なものを必要な分だけ送るシステムです。
第2部 意見交換「長岡における物資支援のあり方を考える」
被災時に長岡市内でスムーズに物資支援を受けるためには?
長岡から被災地へ支援を行う仕組みづくり

申し込み
氏名、所属、メールアドレス、電話番号を明記の上、以下の連絡先までメールもしくはFAXにてお申し込みください。

問合せ・連絡先
(公社)中越防災安全推進機構 担当;河内
〒940-0062長岡市大手通2-6フェニックス大手イースト2F
TEL0258-39-5525 FAX0258-39-5526
Email; t-kawauchi@cosss.jp

第11回長岡協働型災害ボラセン勉強会「災害時におけるNPO・市民団体との連携を考える」を開催しました

3月2日に開催した長岡協働型災害ボラセン勉強会では、講師に認定NPO法人とちぎボランティアネットワーク事務局長の矢野さんにお越しいただき、とちぎボランティアネットワークの災害時ならびに平時の活動についてお話しいただきました。

災害時には被災地へボランティアバスを運行したり、平時にはフードバンクやチャリティーウォークなど、NPOとして実に様々な事業を展開されていますが、その活動の根底にあるのは「どのように社会を変えるのか?」ということ。

災害時には被災して困っている人がいる。
災害がなくても普段の生活に困っている人もいる。
普段でも災害でも困っている人がいることには変わりがない、こういった人たちを見逃さずにどう手を差し伸べられるか、そういった状況を改善するために、どうやって多くの人が関心を持ち関わりを持てるようにしていくか、そして、どうやって社会を変えていくか、それが大きなテーマなのだと感じました。

フードバンクの活動を通じて、行政の施策だけでは救い切れていない生活困窮者の方々を見つけ、支援するだけでなく、その方々の活躍する場面も作る。

チャリティウォークを通じて、歩くことでフードバンクを応援したいと思う人たちが輝ける機会を作ると共に、歩く人たちを応援しようとする人たちが寄付を出来る機会を作る。

災害時には、みんな他の人を助けたいと思う。だから、その時にボランティアバスなどの活動を通じて人助けが出来る機会を作ることで、仲間づくりを行う。

これまで私たちチーム中越は、災害支援にほぼ特化する形で活動を行ってきましたが、もっともっと平時の活動としっかりとリンクしていかなければいけないんだと、そんなことを強く感じさせられた今回の勉強会でした。

チーム中越も、今よりももっと平時の課題にも取り組んでいけるよう、これから少しずつでも活動範囲を広げていきたいと思います。

※今回の勉強会の様子を聞きたい方は、こちらから動画をご覧ください。
https://youtu.be/6SNPDuOvh_U
https://youtu.be/MpoaDYB7koQ
https://youtu.be/zKSKkqknRWw
https://youtu.be/aLW7M1OytdA

第11回長岡協働型災害ボラセン勉強会「災害時におけるNPO・市民団体との連携を考える」を開催します。

平成27年関東・東北豪雨、平成28年熊本地震、糸魚川大火など、近年の災害においては、現地のことをよく把握していて、ネットワークも有している現地の市民団体やNPOが支援活動の中で大きな役割を果たしています。
今回の勉強会では、平常時はフードバンクや中間支援などの活動を行い、災害時にはボランティアバスの運行や人材派遣などの活動を行っている「とちぎボランティアネットワーク」の矢野正広さんを講師に迎え、NPOや市民団体が災害支援に関わる意義や可能性などをお話しいただき、災害時におけるNPOや市民団体との連携や平時からのネットワークのあり方などを考えます。

日時;平成29年3月2日18:30~20:30( 懇親会20:30~21:30)
場所;長岡震災アーカイブセンターきおくみらい
参加費;無料(懇親会;1000円)

プログラム
1.開会・趣旨説明
2.とちぎボランティアネットワークの取組みとNPOや市民団体が災害支援活動に関わる意義
3.質疑応答・意見交換
4.閉会
-懇親会-

【講師プロフィール】矢野正広氏
1962 年栃木県生まれ。高校の時から在宅障害者と友人になり福祉系の大学へ。難民問題、全身性障害者の自立生活、ボランティア自主広報誌づくり、福祉系イベント各種の活動等をしつつ、福祉作業所勤務。のち有機農業見習い、編集者・校正者を経て、NGO/NPOのための編集プロダクションを自営。 95年阪神淡路大震災での救援活動を契機に、ボランティア・コーディネートの専門機関(ボランティアセンター&NPO支援センター)として栃木県域の中間支援団体「NPO 法人とちぎボランティアネットワーク」を設立、事務局長に。

申し込み
事前準備のため氏名、メールアドレス、電話番号、所属、懇親会の参加希望を明記の上、以下の連絡先までメールもしくはFAXにてお申し込みください。(先着50名)

問合せ・連絡先
(公社)中越防災安全推進機構 担当;河内
〒940-0062長岡市大手通2-6フェニックス大手イースト2F
TEL0258-39-5525 FAX0258-39-5526
Email; t-kawauchi@cosss.jp