長岡協働型災害ボランティアセンター による被災地支援
災害ボランティアセンターは、被災した世帯などからボランティアニーズを収集し、その世帯へボランティアを送るためのボランティア募集やコーディネートを行います。
しかし、やり方によっては支援が必要な世帯へ支援が行き届かなかったり、本来支援が必要ないところにボランティアが入ることで、逆に地域の共助を阻害してしまうことがあることから、地域コミュニティや要援護者支援団体などと連携を図りながら支援活動を行います。
そこで長岡では、
支援する地域の特性に合わせて最適な方法で支援が行えるように、基本的には以下の2つのパターンとその混合パターンの計3つのパターンで支援活動を実施します。
被災者が災害VCに直接、支援を依頼をするか、災害VCのニーズ調査により、支援が必要な世帯を見つけ出すかたち。
「声をあげられない」被災者などに支援の手が届かない可能性があります。 |
被災者ニーズを町内会や自主防災会などの地縁型コミュニティや、障がい者支援団体やサークルなどのテーマ型コミュニティを経由して把握し、ボランティア支援を行うかたち。
地域の実情を知るコミュニティが間に入ることにより、優先順位を考慮した支援が可能となります。また、地域の共助を補完する形でボランティア支援を行うことで、共助を阻害せず、むしろ促進するといった効果が期待されます。
一方で、都市部などコミュニティが希薄な場所では、十分に機能しないことも考えられるため、日常からのコミュニティづくりが必要とされます。 |
ボランティア募集
ボランティアの募集は、災害VCの設置後、市内外の一般市民に対して広くボランティアの募集を行います。また、平時から災害ボランティア団体を登録しておくことで、災害VCを立ち上げた後、すぐにボランティア活動が開始できる体制の構築を目指します。
情報発信
災害VCに関する情報発信は、長岡市、NPO法人ながおか生活情報交流ねっと、NPO法人住民安全ネットワークジャパン等の協力の下、広報、マスコミ、ホームページ、Facebook、ツイッターなどを通じて情報発信を行います。
災害VCの構成団体は、それぞれのネットワークを活用して被災地域の情報収集やボランティア募集の情報発信などを行います。
災害VCと長岡市との連携
-設置場所の確保-
長岡市は災害VCと協議の上、災害VCを設置する場所を確保します。
-情報の共有-
長岡市災害対策本部から適宜災害ボランティア活動に必要な情報の提供を受けます。災害VCからはボランティア活動の状況等を報告します。
-活動資機材の確保・調達-
災害ボランティア活動に必要な資機材に関しては、長岡市や社会福祉協議会、その他構成団体等が保有しているものを有効に活用して対応します。
関係団体と主な役割
- (社福)長岡市社会福祉協議会— ボランティア受付、マッチング、事務局機材の準備
- (特活)住民安全ネットワークジャパン— HPやFacebook、ツイッターなどを通じた情報発信
- (特活)ながおか生活情報交流ネット— HPやFacebook、ツイッターなどを通じた情報発信
- (一社)長岡青年会議所— ボランティアの募集、支援物資の手配、配送
- 中越市民防災安全士会— ボランティアの募集、技術指導、避難所の運営支援
- (特活)にいがた災害ボランティアネットワーク— 災害VCの運営支援、アドバイス
- (特活)多世代交流館になニ~ナ— 子育て世代に対する支援(外部連携)
- 長岡市国際交流センター— 外国人に対する支援(外部連携)
- (公社)中越防災安全推進機構— ボランティアのコーディネート、情報収集、安全管理
- 長岡市— 災害VC設置場所の確保、資機材の確保、情報提供