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地元スーパーとの協働による支援物資の収集

東日本大震災では、長岡から被災地に物資を送るために、多くの支援物資を集める必要がありました。

支援物資の収集については、マスコミなどを通じて市民に協力を呼び掛けた他、長岡青年会議所でも県内の青年会議所に呼びかけるなどして、物資の収集に努めましたが、ピーク時には、毎日朝晩10トン車や4トン車を被災地に送るような状況であったため、いくら支援物資があっても足りない状況でした。

そんな時に支援物資の収集に協力して下さったのが、地元スーパーの原信さんでした。
原信さんでは、スーパーの店頭に支援物資の回収BOXを設置下さり、お客様からの支援物資を収集いただきました。
また、被災地からの情報に基づいて、店頭の掲示やHPの必要な支援物資をアップデートすることで、支援に必要な物資のみを集めていただけました。

原信さんによる支援物資収集の流れは以下の通りです。


原信各店への支援物資回収BOXと現在必要とされている支援品リストの設置

お客様が店内で購入した支援物資を回収BOXへ

各店舗で集めた支援物資を物流センターにとりまとめ

物流センターからボランティアバックアップセンターへ配送

ボランティアバックアップセンターで仕分け後、被災地へ発送


この仕組みが出来たことにより、毎日、原信さんからトラック一杯の支援物資をボランティアバックアップセンターに送り届けていただくことができ、被災地へ送る支援物資の確保につながりました。

また、スーパーの店舗に回収BOXを設置いただいたことで、お客さんが缶詰一つからでも支援が出来るようになり、結果的に多くの皆さんからの善意を集めることが出来たと感じています。

地元企業の協力が、さらに多くの市民の皆さんの支援へとつながりました。

第12回長岡協働型災害ボラセン勉強会「災害時の物資支援を考える」を開催しました

第12回長岡協働型災害ボラセン勉強会では、スマートサバイバープロジェクトの矢崎さんを講師に迎え、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」や「スマートサプライ」の仕組みなどについてお話いただき、長岡で災害が発生した際にスムーズに物資支援を受けるにはどうしたら良いかを考えました。

13年前の中越地震でも仕分けされていない物資が全国から寄せられ、その対応に苦慮した苦い経験がありますが、昨今の災害においても、避難所によって届けられる支援物資の差が生じたり、SNSを使って支援物資の情報を発信してしまったために、全国から必要以上に多くの支援物資が届けられ、その支援物資の対応に苦慮した事例が多くみられます。
今回の勉強会は、長岡で災害があった際に再び物資による混乱が生じないよう、スムーズに物資を受け取るにはどうしたら良いかを考えるために開催したものです。

講師の矢崎さんからはスマートサプライのこれまでの経緯や実績などについて紹介いただいた他、スマートサプライの仕組みについてもご説明いただきました。

大雑把にいうと、自治体からの物資支援は、食料などの生活に欠かせない物品を避難所に供給する緊急期の支援。スマートサプライによる支援は、避難所などの個別ニーズ把握・集約した上でamazon欲しいものリストなど様々な方法で物資を集めて届ける、どちらかと言うと中長期の支援。どちらが良い悪いではなく、この両方の支援が組み合わさってこそ、しっかりとした支援が行うことが出来ます。

また、このスマートサプライ。物資だけでなく、ボランティアニーズなどの地域ニーズの把握や情報集約においても使える優れもので、使い方によってはまだまだ活用の可能性が広がりそうです。

ただし、発災後にこのスマートサプライの仕組みを用いるのでは効果が限定的で、平常時から地域にこの仕組みを理解してもらい災害時に情報発信を出来るようにしておくこと、つまり、地域の「受援力」を高めておくことが不可欠です。

後半の意見交換では、長岡をこのスマートサプライを導入することについての議論などがいろいろとなされました。
これを機会にチーム中越では、スマートサバイバープロジェクトの皆さんと連携させていただきながら、長岡における受援体制の整備を進めていき、その成果を全国に向けて発信して行く予定です。

【ご案内】第12回長岡協働型災害ボラセン勉強会「災害時の物資支援のあり方を考える」

東日本大震災、熊本地震などの過去の災害においては、一部避難所や被災地域などに十分に支援物資が届かないケースが合った他、FacebookやTwitterなどのSNSを使って物資支援が呼びかけられた結果、山のように物資が集まってしまい、その処理に困ったケースが数多くみられました。

今回の勉強会では、「必要な人に必要な支援を必要な分だけ届けるシステム」を構築し、東日本大震災や熊本地震などで、3000を超える避難所や仮設住宅などに物資支援を行った「スマートサバイバープロジェクト」の矢崎さんからお話を伺うと共に、物資支援や受援のあり方について皆さんと一緒に考えます。

日時;平成29年10月5日(木)18:30~20:30
場所;長岡震災アーカイブセンター きおくみらい多目的ホール
〒940-0062長岡市大手通2‐6フェニックス大手イースト2F
参加費;無料

プログラム
第1部 講演「スマートサプライによる物資支援の仕組み」を学ぶ
講師;スマートサバイバープロジェクト 矢崎淳一氏
※スマートサプライとは、必要な人に必要なものを必要な分だけ送るシステムです。
第2部 意見交換「長岡における物資支援のあり方を考える」
被災時に長岡市内でスムーズに物資支援を受けるためには?
長岡から被災地へ支援を行う仕組みづくり

申し込み
氏名、所属、メールアドレス、電話番号を明記の上、以下の連絡先までメールもしくはFAXにてお申し込みください。

問合せ・連絡先
(公社)中越防災安全推進機構 担当;河内
〒940-0062長岡市大手通2-6フェニックス大手イースト2F
TEL0258-39-5525 FAX0258-39-5526
Email; t-kawauchi@cosss.jp

糸魚川大火支援金

昨年12月の糸魚川での大火で被災された4地区の区長さんに、チーム中越にご寄付いただいた支援金11万円をお渡しさせていただきました。被災地では、避難された方々が離れ離れになってしまい、昔からの顔なじみの近所の方々と顔を合わせる機会が少なくなってしまっているようなのですが、区長さんを中心にそういった皆さんが集まられる場づくりなどもされているとのことでした。
やはり、近所の方と顔を合わせ、情報交換できることが、皆さんの安心感を生みだすと思いますし、そういった取り組みが地域の復興へとつながっていくのだと思います。
チーム中越からの支援金はそんな皆さんが集まる場などで地区の裁量で自由に使っていただけるようにお渡しさせていただきました。

糸魚川の大火については、テレビや新聞などの報道でもあまり報じられることが少なくなりましたが、被災地の復興にはまだまだ時間がかかります。
被災地へ赴きそこでお金を使うことも大事な支援の一つですので、ぜひ多くの方々に糸魚川に足を運んでいただければと思います。

平成29年九州北部豪雨 先見調査

7月15日から17日の3日間に渡って、長岡市+チーム中越の官民連携ユニットで九州北部豪雨の被災地に先見調査に入りました。
今回の調査では、被災地の状況を把握したうえで、今後、どのような支援の必要性があるかを調査を行ってきました。

テレビなどのメディアを通じても報じられていますが、調査に入った朝倉市では想像を超える量の流木や土砂が市街地にまで流れ込んでいた他、浄水場も被害を受けたため水道が使えないなど、大きな被害が出ていました。また、中山間地においても、流木や土砂によって家屋自体が埋まってしまったり、損傷を受けている家屋も多くみられるなど大きな被害が出ていました。
想像を超える豪雨によって、山肌が削られ、流れ出た流木や土砂が被害を大きくしたようです。その他、まだ避難勧告が発令中で立ち入りが出来ない地域も多くありましたが、そこの住民の皆さんから話をお聞きしたところ、「水によって地形が変わってしまい、多くの家も流されるなどの被害をうけており、元の集落に住めるかどうかすらわからない。」「今のまま復旧させてもまたいつ山が崩れてくるかわからないので、根本的な対策が終わるまでどうしようもない。」と言った切実な声が多く聞かれました。
地域の復興には長い月日がかかることが予想されますが、被災地域の住民やそれを支援する行政の皆さんからすると今後の生活再建や復興がどのように推移するのか想像すらつかない状況の中で、果たして今どのような対応をするべきか、焦燥感ばかりが募る状況ではないかと思います。

全てが同じ状況ではありませんが、同じ中山間地における土砂災害である中越地震の経験がきっと役に立つのではないかと思いますし、中越地震の際に全村避難をした山古志村の経験や中越の中山間地集落の復興のノウハウなどを活かした支援が今後求められると思います。

チーム中越としては被災地の中長期の復興を支援をすべく、今後、長岡市と検討を重ねながら中越地震の復興の経験などを活かした官民連携での支援を行っていく予定です。