能登半島地震支援⑱ 5/19~20 輪島市民主催のイベント支援

長岡市出身で現在輪島市で活動をしているSさん企画のイベントのお手伝いを計5名のメンバーで行ってきました。

長岡から行ったメンバーの中には、小学生の時に山古志村で中越地震を経験した和太鼓奏者の方も一緒で、イベントの中でアフリカの方と一緒に太鼓を叩いてきました。

スタッフや家族も参加した反省会では、その彼から「中越地震での際に、鼓芸能集団 鼓童の皆さんが支援で演奏してくれたのを見て、自分も今、和太鼓奏者になった。地震のおかげで今やりたいことがやれている。」ということを伝えてくれました。
過去に被災を経験したからこそ、被災地の皆さんに伝えたり、心が通じ合えたりすることもあるのだと思います。
中越地震から約20年が経過し、以前のように中越地震で被災を経験された皆さんに被災地に来ていただくことはあまりできませんが、被災地間の交流を今後も大切にしていきたいと改めて感じられました。

今回は現地の社協などのスタッフの皆さんにも、整体をさせていただき、その過程で様々なつぶやきもお聞きしました。
自分たちも被災されている中で、地域の皆さんを支援されている皆さんの頑張りは並大抵ではないと思います。
私達が遠くからできることは限られていますが、できる限り現地の支援者の方を支援できるように今後も支援活動を行っていきます。

※日本財団「令和6年能登半島地震に関わる支援活動」の支援を受けて活動しております。

能登半島地震支援⑰ 4/29~30足湯ボランティア活動⑥

7名のボランティアによる足湯ボランティア活動
以前、足湯を行った際に、お風呂にしばらく入っていないからと足湯をされるのを遠慮される方がいらっしゃいましたが、ウッドデッキがブルーシートで囲われシャワールームが設置され、水がでない地域の方もシャワーを浴びられるように配慮がなされていました。

長岡で購入して持ってきた「朝市」の絵本。方言が多くて、地元の人でないと読めないからと朗読をお願いしたところ、地元の方が昔の朝市の写真を持ってきてくれたり、住民の皆さんで以前の朝市の生活の様子などの話で盛り上がりました。

以前、長岡のお母さんたちが作った布製のバッグを輪島の皆さんにお配りしましたが、そのバッグを使われた方が、地震で使えなくなってしまい破棄しようと思っていたという嫁入り道具の着物をバッグにできないかと持参してくださいました。
長岡のお母さんたちにお願いし、バッグに作り直してもらう予定です。
皆さんの思い出の品が、別の形になっても使ってもらうことができたならうれしいです。

ボランティア活動を通しての一つ一つの出会いを大切に、これからも活動を継続していきます。

※日本財団「令和6年能登半島地震に関わる支援活動」の支援を受けて活動しております。

能登半島地震支援⑯ 長岡から手作りバッグの寄贈

現地の社会福祉協議会のスタッフの方から、被災者の方がバッグを持って出かけると手がふさがって転んだときなどに危ないので、両手をふさがずに持って歩けるバッグが欲しいというニーズを長岡のお母さんのグループに伝えたところ、50個を超えるバッグを作っていただけました。

それを現地にもっていったところ、皆さん大喜びで自分の好きな柄のバッグを選んでくださっていました。
被災地では、買い物したりする機会も限られてしまいますので、自分の好きなものを選べるという普段であれば当たり前のことが少しでもできるのは大切なことなのかもしれません。

能登半島地震支援⑮ 4/13足湯ボランティア活動⑤

前回に続き、社協のふれあいプラザでの足湯。
この日は、高齢者対応についてのボランティアが参加してくれたため、じっくりと傾聴を行いました。

傾聴では、公共の移動手段がない、以前やっていた体操をやりたいといった困りごとや要望などがポツリポツリと聞かれました。
なかなかすぐに解決する課題も多いのですが、その後の環境改善につなげるために現地の社協さんに足湯で聞かれた声を共有しました。

※後日談
足湯がきっかけになったかわかりませんが、後日、訪れたところ、移動のためのタクシーや循環バスが動き始めていたり、社協さん主催で認知症・介護予防体操が行われたりと少しずつ生活環境が改善されていました。

※日本財団「令和6年能登半島地震に関わる支援活動」の支援を受けて活動しております。

 

能登半島地震支援⑭ 3/30~3/31 足湯活動&がれき撤去のお手伝い

3月30日、31日の二日間にわたって、長岡技術科学大学の学生さん8名や高校生3名の皆さんと一緒に輪島市において支援活動を行いました。
足湯はふれあいプラザで実施し、近隣の市営住宅の皆さんにお声がけをしました。足湯を通して、あまりつながりのなかった市営住宅の住民の皆さんの交流が生まれるなど、新たなコミュニティ形成へとつなげることができました。

がれき撤去に関しては、経験が浅いこともあり、コミサポひろしまの皆さんをお手伝いする形で活動を行わせていただきましたが、人手が少ないこともあり、若手が活動に加わることで作業のスピードアップにつながったそうです。

今回は学生の皆さんと一緒に被災地支援活動をさせてもらいましたが、若い皆さんに実際に被災地でボランティア活動をしてもらうことにより、彼らの人材育成の一助にもなったのではないかと思います。

また、今回参加してくれた長岡技術科学大学のボランティアサークルボルナツの皆さんは、これを機会に自力で被災地に支援活動をしてくれています。

足湯ボランティア活動

災害ボランティア拠点での光景

※日本財団「令和6年能登半島地震に関わる支援活動」の支援を受けて活動しております。

能登半島地震支援⑪ 3/24~25 足湯ボランティア活動④

3月24日、3月25日の二日間にわたり、河合小学校において足湯ボランティア活動を実施しました。
この日は、中越市民防災安全士会の皆さん4名に加えて、チーム中越の能登半島地震支援活動に対してご寄付をくださった本庄市小島南自治会の皆さん3名(3/25のみ)も加わる形で活動を行いました。

足湯の活動を通して、避難者の方からは、震災の時のつらい体験のお話が出てきたり、体の調子についてのお話が出てきたりと、私達ではどうにもできないことも多々あるのですが、少しでもお話を聞くことでストレスの緩和につながってくれればと思います。

一方で「編み物や裁縫がしたい」といった次の支援につながるような話も出てきていますし、お話をしている中で被災者同士で支援に関する情報交換が生まれたりといったことも出てきています。

足湯活動やお茶飲みの場を通じて、住民主体の動きづくりをサポートしていければと思います。

災害ボランティア・NPO 活動サポート募金」(ボラサポ)の助成を受けての活動です。
全国から募金を頂いたおかげで活動することが出来ました事、感謝いたします。

能登半島地震支援⑩ 3/10~11 足湯ボランティア活動③

3月10日、3月11日の二日間にわたり、中越市民防災安全士会の皆さん5名で河合小学校において足湯ボランティア活動を実施し、14名の避難者の方に足湯を提供しお話を聞くことができました。
今回は、足湯を提供するだけでなく、お茶飲み場を設けたり、防災グッズを一緒に作ったりする場を設けることで約20名の方から傾聴を行うことができました。

避難者の皆さんからは、避難者同士の対話がないなどのつぶやきも聞かれましたが、足湯の活動やお茶飲みの場が少しでも避難者の皆さん同士のコミュニケーションのきっかけになればと思います。

災害ボランティア・NPO 活動サポート募金」(ボラサポ)の助成を受けての活動です。
全国から募金を頂いたおかげで活動することが出来ました事、感謝いたします。

能登半島地震支援⑪ 卒業のポスター作り(3/9,10)

避難所生活をしていると、普段感じていた季節の変化や年間行事をなかなか感じることができなくなってしまいがちです。

そこで今回は避難所で生活している保育園児や小中学生、専門学校生、大人の皆さんと一緒に、卒業や入学のおめでとうのポスター作りを行いました。

おめでとうの気持ちを一緒に形にすることで、みんな少し温かな気持ちになれたようでした。

当初は輪島高校に張るポスターを一つ作る予定でしたが、避難している保育園児の要望でもう一つ作ってミドリ保育園にも張ることになりました。

 

※日本財団「令和6年能登半島地震に関わる支援活動」の支援を受けて活動しております。

能登半島地震支援⑨ 3/3~4 足湯ボランティア活動②

3月3日、3月4日の二日間にわたり、中越市民防災安全士会の皆さん5名で輪島高校において足湯ボランティア活動を実施しました。
安全士会の皆さんとしては、能登半島地震の被災地でのはじめての足湯ボランティア活動でしたが、2日間で計14名の避難者の皆さんに対して足湯の活動を行いました。
今後も安全士会のメンバーで継続して輪島市の避難所で足湯を実施し、避難者とのコミュニケーションを図る中で避難者の声を拾い、次なる支援につなげていければと考えています。

災害ボランティア・NPO 活動サポート募金」(ボラサポ)の助成を受けての活動です。
全国から募金を頂いたおかげで活動することが出来ました事、感謝いたします。

能登半島地震支援⑧ 足湯ボランティア活動①

今回の支援活動の中で初となる足湯ボランティア活動を2月18日に輪島高校にて行いました。

足湯ボランティア活動は、被災者の方に足をお湯につけてもらいながら、手をもんだりすることでむくみの解消や血行の改善につながると共に、被災者との間にコミュニケーションが生まれることで、被災者のストレス解消につながったり、そこで得られた声を次なる支援につなげると言った効果が期待されます。

阪神淡路大震災の時にはじめられた活動で、中越地震の際に神戸の皆さんが中越で実施し、その後、中越のメンバーも実施側に回って中越沖地震や東日本大震災等の被災地支援で行ってきた経緯があります。

今回は5名のボランティアが輪島に向かい、21名の方に足湯の活動を行いました。
これからの生活の課題や避難生活での食糧事情の課題などの声の他、輪島の海で取れたサザエなどを支援に来ている人たちにも食べさせたいといった声も聞かれました。

我々だけで解決につなげることも難しい課題もありますが、少しでも被災者の方々の声を支援につなげていければと考えています。

今後もチーム中越では足湯の活動を継続して実施していく予定です。

※日本財団「令和6年能登半島地震に関わる支援活動」の支援を受けて活動しております。