能登半島支援③-2(R6/1/11~12)

今回の大きなミッションの一つである輪島市に開設されている避難所の現状把握と、現地のカウンターパートであるJOCA(青年海外協力協会)が支援に入っている3つの避難所の支援に入ってきました。

発災から10日経過した避難所では、運営支援の差があるとはいえ、まだ避難所運営が始まっていない所が多く見受けられました。

・被災し、着の身着のまま避難所へ来た

・緊急的な状況で自衛隊や消防隊に連れてこられた

・避難したさきから違う避難所へ移動してほしいと言われここに来た

などなど、様々な理由の方が避難所で生活していました。

「やっとの思いでたどり着いた」「家もないし行くところもない」「1.5次避難所はもういっぱい」様々な情報や気持ちがとってわかります。

まずは命を落とさない(関連死を防ぐ)ための避難所を目標に、現地パートナーと一緒に支援を継続していきたいと思います。

※なかなかこちらでは書けないことも多々あります。ご容赦ください。

※現在2名のスタッフが避難所支援を継続しています。追って報告します。

※日本財団「令和6年能登半島地震に関わる支援活動」の支援を受け活動しております。

能登半島支援③-1(R6/1/11~12)

先見調査の結果を受け、現地避難所へのトイレカーの提供ならびに中長期での避難所運営支援の実施のために輪島市に支援に入ってきました。

トイレカーの提供に関しては、前回の先見調査で同行いただいた株式会社ニットクさんの厚意により、被災地に3月までの間無償でトイレカーを提供いただけることになったことから、現地で活動を行っている青年海外協力協会(JOCA)さんの協力を得て、受け入れ先を調整、現地に設置をしてきました。

トイレカー1台は、乳幼児のために開設された福祉避難所に設置を行い、中越の皆さんの協力で集められたトイレットペーパーや生理用品、清掃用品などを設置させてもらいました。

もう1台は、市内の自主避難所に設置。早速トイレカーを使用された女性からは「「いつもいつも自分が使い終わったら水をタンクに入れてながしてたけど、久しぶりに気にしないで使えてスッキリ全部だせたわぁ!」「トイレ行くのめんどうだったけどこれなら行ける!」なんて嬉しいコメントをいただきました。

様々な団体で構成されているチーム中越ですが、子育て支援団体が構成団体に入っているからこそ、こういったトイレカーの中に設置する備品といったものまでのきめ細やかな配慮も可能になります。
また、企業さんとの連携により、トイレカーと言ったチーム中越だけではできない支援の幅が広がりました。

今後もチーム中越では、チーム中越内外の団体と連携しながら被災地支援活動を進めていきます。

※日本財団「令和6年能登半島地震に関わる支援活動」の支援を受け活動しております。

能登半島支援②(R6/1/6~7)

チーム中越の能登半島地震支援の先見調査+物資支援として、水澤、河内の二名で穴水町、輪島市、七尾市に行ってきました。

穴水町では、前日まで支援に入っていた川口チームからの要望に基づき、支援物資をお渡しした他、同町の避難所で活動を行っているレスキューストックヤードの浦野さんに、支援物資として長岡市内の企業から預かった野菜を届けてきました。ちょうど野菜が足りなくなったタイミングということで、とても喜んでいただけました。

輪島市では、河内が青年海外協力隊OBということで、協力隊つながりで青年海外協力協会(JOCA)の堀田さんを訪問。野菜や水、マスクなどをお届けした他、市内の避難所の状況等について意見交換を行いました。
JOCAさんは、輪島市でも様々な立場の人達の交流を促す「ごちゃまぜ」の取組みを行っていたこともあり、ここでも被災者にも避難所運営に関わってもらうような取り組みを行われていました。
また、輪島市内の避難所にも災害食やカイロなどの物資を届けてきました。

七尾市では、支援活動の拠点となっている七尾自動車学校を訪問。
七尾市の支援状況や必要な支援についてヒアリングを行いました。社長の森山さんは、以前、中越にお越しいただいたことがあるそうで、中越の復興のノウハウを生かしていきたいとのことでした。

その他、金沢市内では、ひのきしん隊新潟教区隊の吉澤さんとも意見交換。今後の支援や連携について意見交換を行いました。

想像を絶する被害状況でしたが、その中でも支援者の皆さんから避難所でも自主運営の芽吹きを感じられるような話を聞くことができました。
チーム中越としては、これまでも大切にしてきた顔の見える関係や支援者の支援と言ったことを大切に支援活動を行う予定です。
今回の調査内容を基に、チーム中越内で打合せを行い、今後の支援方針を決める予定です。

【今回の支援に協力いただいた企業】
株式会社三青様、長岡技術科学大学地域防災実践研究センター様、株式会社ネルニード様、水澤電機株式会社様

※日本財団「令和6年能登半島地震に関わる支援活動」の支援を受け活動しております。

能登半島支援①(R6/1/4~5)

川口の皆さんが、チーム中越の能登半島地震支援第1弾も兼ねて2007年の地震の際から交流のある穴水の皆さんの支援に行ってくださいました。
物資支援の他、穴水町の商店の再開に向けた復旧の活動を行っていただきました。

以下、くらしサポート越後川口&川口きずな館&川口プラザのFBページの投稿記事です。
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【令和6年能登半島地震穴水町支援活動】
平成16年に発生した「中越大震災」東川口の商店街の人たちが復興活動のため立ち上げた組織
「本町通り復興活性委員会」復興活動の中、平成19年3月25日に発生した「平成19年能登半島地震」。震度6強を観測した穴水町。
大きな災害を経験した穴水町へ商店街復興交流として本町通り復興活性委員会が支援活動を
行いました。
特に穴水町の七海屋さん七海友也さんとは長きにわたり交流が続いており火ぼたる祭に時には
能登半島の海産物の販売など行ってもらいました。

令和6年能登半島地震みたび大きな揺れが襲い大きな被害が出ている穴水町。
七海さんへ何とか支援物資を届けたいと元地域復興支援員の春日淳也さんを含め数名が4日早朝穴水町へ物資を届けに出発しました。
何度も迂回しながら無事にその日のうちに物資をお届けすることができました。
七海屋さんも何とか営業を再開しています。
現地の状況がわかり次第更なる支援活動などを予定しております。
皆さまのご協力よろしくお願いいたします。

【開催報告】ある春のための上映会

12月9日に東日本大震災の大川小学校を題材にして制作された「ある春のための上映会 in 長岡~宮城県石巻市大川小学校をめぐる2本立て~」の鑑賞会を開催しました。

当日は、中学生や大学生を含む約40名の方にお越しいただきましたが、なかなか観ることができない映画と言うこともあって、新潟市や長野県からも参加していただきました。

劇映画「春をかさねて」とドキュメンタリー映画「あなたの瞳に話せたら」の2本を続けて上演した他、後半のトークセッションでは、映画の監督・脚本・編集された佐藤そのみさんにも登場いただき、チーム中越代表の佐竹さんと意見交換や会場からの質問などにお答えいただきました。

映画を通して、震災の記憶を伝えるため、そして、監督である佐藤そのみさんが子どものころからの夢をどのように実現したかを若い人たちに知ってもらいたいと思って開催させていただいた今回の上映会。
参加された皆さん、それぞれに違った感想を持たれたと思いますが、きっと佐藤さんが映画を通して伝えたかったメッセージが波紋のように皆さんに届いたのではないでしょうか。

映画鑑賞会「ある春のための上映会 in 長岡~宮城県石巻市大川をめぐる2本立て~」

宮城県石巻出身で東日本大震災大川小学校事故遺族である映像作家の佐藤そのみさんが、大学時代、故郷と災害をテーマに大川地区で製作した劇映画『春をかさねて』・ドキュメンタリー『あなたの瞳に話せたら』を以下の通り上映します。

上映後には、佐藤そのみさんご本人にもお越しいただき、トークセッションも行いますので、ぜひ、お誘いあわせの上、ご参加ください。

ある春のための上映会 in 長岡 ~宮城県石巻市大川をめぐる2本立て~

日時;2023年12月10日(日)10:00~12:30(9:30開場)
10:00~11:25 上映『春をかさねて』+『あなたの瞳に話せたら』
11:25~11:40 休憩
11:40~12:25 トークセッション

会場;長岡震災アーカイブセンターきおくみらい
〒940-0062長岡市大手通2-6フェニックス大手イースト2F

入場無料 ※定員50名 ※予約者優先
※無料駐車場はありません。公共交通機関でお越しいただくか、近くの有料駐車場に駐車ください。

申込;以下のURLよりお申し込みください。
https://ws.formzu.net/dist/S38024899/

【上映作品について】
○春をかさねて(2019/45分/劇映画)
震災から1ヶ月が過ぎた、とある被災地。津波で妹を亡くした14歳の祐未は、この経験を発信しようと、次から次へと訪れる記者からの取材に応えていく。一方で、同じく妹を亡くした幼馴染・れいは、東京からやってきたボランティアの大学生へ恋心を抱き、メイクを始める。ある放課後、祐未はそんな彼女への嫌悪感を吐露してしまう。

監督・脚本:佐藤そのみ
撮影:織田知樹、李秋実
出演:齋藤小枝、齋藤桂花、齋藤由佳里、芝原弘、秋山大地、安田弥央

*震災直後の石巻市大川地区を舞台にしたフィクション中編。キャストやエキストラは石巻市や大川地区の住民を中心に集め、2019年3月と8月に撮影を行った。完成後は『あなたの瞳に話せたら』と共に、各地で上映を行っている。

○あなたの瞳に話せたら(2019/29分/ドキュメンタリー)
東日本大震災で多くの犠牲を出した“石巻市立大川小学校事故”にまつわるドキュメンタリー。撮影は、震災から8年半が過ぎた2019年12月。大川小で友人や家族を亡くした当時の子どもたちは、あれから何を感じ、どのように生きてきたのか。それぞれが故人に宛てた手紙を織り交ぜながら、自身も遺族である「私」が、カメラを持って向き合う。

監督・撮影・編集:佐藤そのみ
東京ドキュメンタリー映画祭2020 短編部門「準グランプリ」「観客賞」受賞作
イメージフォーラム・フェスティバル2020 ヤング・パースペクティヴ2020入選

*これまでの2作品の上映歴:https://aruharufilm.tumblr.com/about

武雄市への支援状況(9/24現在)

今年8月の水害で被害のあった武雄市で支援活動を行っている「おもやい」に対しての9月24日現在の支援活動報告です。

物資支援
チーム中越の一員である「ふるさと未来創造堂」の中野さんにコーディネートいただき、魚沼市にあるホリカフーズ株式会社さんより、
一食ボックス;1,860食
牛肉大和煮缶詰;6,744缶
を支援いただくことができました。


ホリカフーズさん、ご協力本当にありがとうございます。

支援金(鈴木隆太応援募金)
これまでに以下の方々から協力をいただきました。
・水澤元博 様
・桑原望 様
・山崎博之 様
・川崎伸明 様
・山岸豊後 様
・小森幸子 様
・西野達弥 様
・諸橋和行 様
・水野未穂 様
・筑波匡介 様
・笹川健太 様
・野村卓也 様
・山崎麻里子 様
・中越市民防災安全士会の皆様

ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます。
引き続き、ご支援の程、よろしくお願いいたします。

鈴木隆太バックアップセンターを立ち上げます

お盆期間中に九州などに多くの地域に被害をもたらした豪雨災害の被災地に対する支援活動として、チーム中越では、現在、佐賀県武雄市で「チームおもやい」の代表理事を務められている元中越防災安全推進機構のスタッフ鈴木隆太さんを全面的にバックアップすることにしました。

8月23日にチーム中越のメンバーに呼び掛けて実施した水害対応の意見交換会では、急遽オンラインで隆太さんにも参加してもらうことができ、被災地の状況を聞くことができました。

現地の被害状況は、床上床下浸水を合わせて1650戸。
2年前の水害に続いての被害と言うことで、このまま同じ場所に住み続けるかどうかなど、生活再建の見通しもままならない状況の中で、県内のボランティアさんを中心に復旧活動が行われているとのことです。
避難所に避難されている方もいらっしゃるものの、多くの方が被災された自宅の二階で生活されているということで、生活のための食料や物資の提供も必要と言うことでした。

チーム中越としては、今後、武雄市で支援活動を行っている鈴木隆太さんの支援活動をバックアップするために、中越で隆太さんに縁のある方々を中心に呼びかけを行うなどして募金活動を行うとともに、隆太さんからも現地の情報を得ながら、適宜、現地で必要とされる支援につなげていく予定です。

遠方からできることに限りはありますが、中越から隆太さん達の活動を応援していきます。
中越の皆さんのお力添えをよろしくお願いいたします。

鈴木隆太応援募金を立ち上げましたので、皆様、ぜひご協力ください。
https://team-chuetsu.stores.jp/

ご協力ありがとうございます!(新型コロナ支援活動たすけあい基金)

6月から募金を開始した新型コロナ支援活動たすけあい基金ですが、皆さんからの支援が集まってきています。温かいご支援本当にありがとうございます。
(基金についての記事はこちらです。http://ndcvc.org/?p=1155

集まった募金は、チーム中越の協働団体のつながりの中で、新型コロナで影響を受けた人々への支援活動を行っている団体に活動支援金として寄付させていただきます。
(現在支援活動を行っている団体ならびに、第二波、第三波が発生したときに支援活動を行った団体の活動支援金として)

【これまでご支援いただいた皆様】
・原田 敏様
・川村一朗様
・ナガオカランナーズ ナカ様
・ナガオカランナーズ カナイ様
・タカトウヤスシ様
・イガラシミツコ様
・カ)ミズサワ ミズサワ様
・五十嵐悟様
他の皆様
(以上、順不同)

【報告】新型コロナ支援活動報告会

6月21日に新型コロナウィルス感染症拡大に伴う外出自粛などによる社会的な影響を緩和するために様々な活動されていた長岡市内の支援団体の皆さんから、支援活動の報告をオンラインでしていただきました。

チーム中越初のオンラインイベントと言うことで、参加者はそれほど多くはなかったのですが、熱心な情報交換が行われました。
また、Facebookライブの中継も初めて行いましたが、こちらをご覧いただいた方もいらっしゃいました。

活動報告の様子はそれぞれ動画でご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

・長岡JC;県外出身学生への食糧支援

・市民協働ネットワークながおか;マスクプロジェクト

・IVUSA;学習支援

・新町みんな食堂;お弁当配布

・まちなかコミュニティ食堂;新町小学校へのお米配布

・高校生グループWA!

・めぐるプロジェクト;情報発信

・ながおか生活情報交流ねっと;情報発信

・国際交流センター;留学生支援

・長岡花火デザインプロジェクト;花火師さん応援プロジェクト

各団体からの報告の後の意見交換では、以下のような意見が出されました。
グループワークの発表の動画はこちら

・新型コロナで課題が浮き彫りになった貧困の問題には取り組んでいかなければいけない。
・令和の米百俵としての、児童などへのお米配布には様々な可能性がある。
・市内には様々な支援を行っている団体があるのがわかった。情報交換が大切。
・第二波、第三波も心配される中で、かかった人たちのケアも考えていく必要がある。
・経済を回すうえでも、コロナ後の新たな稼ぎ方を考えていくことも大切。
・刻々と状況が変わるので、情報共有が大切
・次世代の人材育成につなげていくことも大切
・走りながら考えることも大切

新型コロナ感染症も収束傾向にあることから、これまで毎週行ってきた情報共有会議の頻度を二週間に一度程度とし、今後は毎回テーマを決めて意見交換を行っていく予定です。