平成24年度 第3回協働型災害支援活動検討会


冒頭、前回の会議の中で話が出た社協が実施している災害ボランティアコーディネーター研修のシステムについて社協から説明していただいた。
災害ボランティアコーディネーター研修システムは災害発生時にスムーズに県内社協の応援体制をつくるためのシステムで、上級、中級、初級が設けられている。
上級、中級、初級ともに、過去の災害支援活動にどれだけ関わったかと言うことを前提に登録しているが、それだけだと災害が発生しないとコーディネーターの養成が出来ないので、研修修了者が登録できるシステムが作られた。
被災地が求める人材と応援社協が派遣できる人材にミスマッチが出る可能性はあるものの、東日本大震災の職員派遣にも機能させることが出来た。

その後、これまでの議論を踏まえて検討会の今後の方向性について議論を行った。これまでは災害時の対応についての議論が主であったが、平時からの減災のための検討にシフトしていくために、意見交換を行った。
まず、検討会メンバーにそれぞれの所属団体の平時の活動内容について説明をしていただいた後に、どのように連携が可能かなどについて議論を深めた。今後の方向性は以下の通り

  • 災害時の連携の支援体制構築の第一フェーズから、平時の連携を検討する第二フェーズへ
  • テーマ型コミュニティの連携については、検討会メンバーを中心に実施する。例えば、自分たちの団体で出来ることは限られているので他団体と連携することで活動(イベント)の活動を広げる。また、各団体が抱えている課題を他団体の知恵を借りて解決する。
  • 地縁型に関しては地域での様々な事例が出てきたので、そういった事例の発表の場づくりなどを検討し、地域防災力の底上げを図っていくための議論を継続して行く。
  • 災害対応は毎年起こり得る雪害を想定して、ボラセンの立ち上げ・運営や地域への周知などに関して議論を継続し、防災力を高めていく。

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