第2回物資等支援・受援体制検討会


6月28日に第2回目となる物資等支援・受援体制検討会を開催しました。

前回の第1回検討会(http://ndcvc.org/?p=804)では、行政を主体とする緊急時の物資支援と公的支援の隙間を埋める従来のスマートサプライの支援が少し混同してしまい、皆さんに誤解を招いたところもあることから、行政を主体とする支援と民間主体の支援を切り分けて説明をさせていただきました。(下図参照)

緊急期の支援についても、スマートサプライを用いることで、より効率的に行政などから企業に対して支援物資の依頼を発注できる可能性があると考えられますが、こちらについては行政や企業が中心となることもあり、スマートサバイバープロジェクト(以下SSPJと記す)とコメリ災害対策センター、チーム中越などで別途検討中であることを報告させていただきました。

復旧・復興期を中心とする行政支援の隙間を埋める形のスマートサプライの活用はこれまでの災害でも行われてきていますが、災害時にスムーズに活用するためには、平時からスマートサプライを使える人材の育成や仕組みを構築しておくことが必要です。
そのため当検討会では、復旧・復興期においてスマートサプライを活用するためには、どうしたらよいかを中心に検討することになりました。

災害時にスマートサプライをスムーズに使えるようになるためには、平時からスマートサプライに使い慣れておくことが必要となります。
そこで、平時の活用のイメージを皆さんに持ってもらうために、SSPJの矢崎さんから活用事例をいくつか紹介いただいた他、チーム中越で仮に作成した支援募集サイトを見ていただきました。

スマートサプライによる支援リストのイメージ

その上で、ワークショップを行い、皆さんからスマートサプライの平時からの活用に関するアイデアについて意見を出していただきました。

ワークショップでは、「社協ボランティアセンターのボランティア募集」「余興ボランティア団体とのマッチング」「困窮者への支援」「子ども食堂への食材や調理器具の募集」「貧困世帯への学習支援」「子ども会や町内会での活用」「インターンの募集」「協賛金の募金」「活動実態調査」「子守ボランティア募集」など様々なアイデアが出されました。

次回検討会までに、一つでも二つでもスマートサプライの平時活用の事例を実際に構築したいと考えておりますので、ご期待ください。
また、こんな使い方があるのではと言ったアイデアもお待ちしています!

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