平成28年熊本地震支援活動【第4陣】


熊本地震発生から約1ヶ月後、チーム中越第4陣が被災地へ向かいました。被災地では、避難所集約のための引っ越しが始まっていました。統合される避難所への移動により、避難者同士のコミュニティは薄れ、新たなコミュニティ再生のきっかけもつかめない状態でした。
避難所運営の責任者である行政や施設管理者、携わる支援者の疲れもピークに達する時期でもありました。

【 期 間 】平成28年5月13日(金)~20日(金)

【 メンバー 】
中越市民防災安全士 / 岸 和義、石黒 みち子
チーム中越 / 脇田 妙子
長岡市 / 丸山 吉之、木村 和哉、桐生 克章

【ミッション】
統合避難所を機能させるための支援
避難者による避難所の自立運営の支援
現地民間ボランティアチームとの情報共有

【活動内容】
①統合避難所(熊本市中央区総合体育館)並びに中央区避難所の引っ越し作業支援
②中央区避難所(2か所)で、避難者による茶話会の場の設定

③現地ボランティア団体への避難所支援活動の引継ぎ
④益城町の小学校へ、段ボール製更衣室を届け、組立、設置
⑤第1陣で訪問した熊本市立桜木東小学校を再訪問。現状を聞き取り

【コメント】
1か月経過した時点での訪問で避難所の形態も大きく変わっていた。多くの現役世代はアパートなどに移った結果、残っているのは所謂「弱者」であり、狙いとしていた「自主運営」は実現困難と分かった。その他、避難所運営について当たり前と思っていた事が当たり前で無く、現場合わせで支援を展開しなければならないのが現実であることを痛感した。
また、混乱が続く大都市の中で、支援側と受援側とをマッチングさせることは持続的な両サイドによる直接的な情報交換が不可欠であるが、その仕組みが形成されていた事に驚くと共に、膨大なエネルギーを要する作業であり、結果属人的な要素が多い様に感じた。民間と行政とでシステム化を目指す必要があるように思えた。(中越市民防災安全士会 岸和義)

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