東日本大震災での物資支援のポイント


東日本大震災では、長岡から多くの支援物資を被災地へ送り届けました。
中越地震の際には全国から送られてきた大量の支援物資の処理で混乱した経験などを踏まえて、東日本大震災の際には以下のようなポイントに留意して物資支援を行いました。

  • 中間物資拠点としてのながおか市民防災センター
    仕分けされていない支援物資を被災地にそのまま届けることは、いたずらに被災地の混乱を引き起こすことになりかねないため、長岡市所有のながおか市民防災センターを物資の集積拠点として、物資を集め、そこで仕分けした物資を被災地に送りました。長岡の多くのボランティアさんの協力があったからこそ出来た支援活動です。
  • 支援物資の送付は出来るだけ相手のニーズを確認してから
    ニーズに合わない支援物資は役に立たないばかりか、本来不必要な保管スペースの確保が必要になるなど、被災地にとって二次災害を引き起こしかねません。そこで現地のNPOと連携を取り、常に相手のニーズに必要な支援物資を供給することを心がけました。支援物資のニーズは日々変わるので災害時に支援物資を送る際には注意が必要です。
  • 支援物資の呼びかけ
    長岡では個人からの支援物資の募集も呼びかけましたが、一つの箱に複数の種類のものが入ってしまうと被災地での分配時に困ることから、一つの箱には必ず一品目のみ入れて届けてもらうように呼びかけました。それでも中には混載されているものもありましたが、送る前にボランティアさんに中身を確認してもらい、必ず仕分けを行ってから支援物資の発送を行いました。

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