台風19号支援おたがいさまバス(11/16栃木)


台風19号の被災地支援のためのボランティアバス「おたがいさまバス」の第一便が11月16日に栃木市に向けて出発しました。

朝6:00からの出発式には、磯田市長をはじめチーム中越に関係する様々な団体の皆さんが見送りに来て下さいました。

活動先の栃木市では、長岡から向かった34名のボランティアさんが支援活動を行ってくださいました。
現地の様子を、当日活動いただいた中越市民防災安全士会の岸会長からの報告いただきましたので、転載させていただきます。


当日は予定通り10:00に栃木市災害ボランティアセンターに到着し、2班に分かれて活動しました。

場所はいずれの班も栃木市大平町富田という地区で、利根川水系巴波川の支流「永野川」の決壊により多くの被害が出ています。県の資料によれば、大平地区で床上820棟(栃木地区では5880棟)、床下は大平地区で2180棟となっています。

大平地区は栃木駅から南西に5キロほどの新しい家が点在する住宅地で一見何の災害も無かったかの
様ですが、写真の様に、1.5mほどの浸水を記録しています。


ここでは15名の班で、宅地に敷き詰められたた砕石を取り除く作業を指示されました。

午後2時からは別働隊20名に合流して、集積して堆肥状になった「わら」をかき出す仕事を35名で行いました。
作業場に流れ着いた藁の除去ですが、家屋の作業に比べると優先順位が低いため、我々が最初のボランティアチームとなりました。 異臭を放つ腐りかけの藁を土嚢袋や一輪車に入れ、2トン車で捨てに行くことを7回繰り返しましたが、午後3時には完了に至りません。

家主さんには感謝されながらもあと(20名×1日分)のやり残しを後に栃木をあとにしました。

今回の参加者の多くがあと2回、3回と計画しているとの事を聞いています。また、ざっと4割程の方は初めてのボランティアでしたが、好天にも恵まれ、きつい仕事ではありましたが、充実したとの感想を述べられていました。

いずれにしても、まだまだボランティアが足りていない現実を目の当たりにし、この先長岡市の支援なども受けながらが、今回のボラバス計画を進めて行きたいと考えています。よろしくお願いします。

ボランティアバス「おたがいさまバス」は、皆さま方からのご寄付と赤い羽根共同募金からの助成により運行をさせていただきました。

 

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