九州北部豪雨支援金の寄付

チーム中越で集めさせていただいた九州北部豪雨への支援金154,584円を、九州北部豪雨の被災地への支援に中心的に関わられているNPO法人Angel Wingsへ寄付させていただきました。
http://r.goope.jp/angelwings
Angel Wingsでは、被害の大きかった朝倉市の支援において、大学生の活動拠点として、宿泊もできる「うきはベース」を運営されており、その拠点の維持費や活動経費に支援金を活用されるとのことでした。

なお、今回の募金には、「長岡花火デザインプロジェクト」「長岡ヘルスケアプラクティス 代表 近藤様」他、多くの市民の方からご協力いただきました。
どうもありがとうございました。

平成29年九州北部豪雨 先見調査

7月15日から17日の3日間に渡って、長岡市+チーム中越の官民連携ユニットで九州北部豪雨の被災地に先見調査に入りました。
今回の調査では、被災地の状況を把握したうえで、今後、どのような支援の必要性があるかを調査を行ってきました。

テレビなどのメディアを通じても報じられていますが、調査に入った朝倉市では想像を超える量の流木や土砂が市街地にまで流れ込んでいた他、浄水場も被害を受けたため水道が使えないなど、大きな被害が出ていました。また、中山間地においても、流木や土砂によって家屋自体が埋まってしまったり、損傷を受けている家屋も多くみられるなど大きな被害が出ていました。
想像を超える豪雨によって、山肌が削られ、流れ出た流木や土砂が被害を大きくしたようです。その他、まだ避難勧告が発令中で立ち入りが出来ない地域も多くありましたが、そこの住民の皆さんから話をお聞きしたところ、「水によって地形が変わってしまい、多くの家も流されるなどの被害をうけており、元の集落に住めるかどうかすらわからない。」「今のまま復旧させてもまたいつ山が崩れてくるかわからないので、根本的な対策が終わるまでどうしようもない。」と言った切実な声が多く聞かれました。
地域の復興には長い月日がかかることが予想されますが、被災地域の住民やそれを支援する行政の皆さんからすると今後の生活再建や復興がどのように推移するのか想像すらつかない状況の中で、果たして今どのような対応をするべきか、焦燥感ばかりが募る状況ではないかと思います。

全てが同じ状況ではありませんが、同じ中山間地における土砂災害である中越地震の経験がきっと役に立つのではないかと思いますし、中越地震の際に全村避難をした山古志村の経験や中越の中山間地集落の復興のノウハウなどを活かした支援が今後求められると思います。

チーム中越としては被災地の中長期の復興を支援をすべく、今後、長岡市と検討を重ねながら中越地震の復興の経験などを活かした官民連携での支援を行っていく予定です。

第7回勉強会「平成27年9月関東・東北豪雨災害支援から学ぶ」を開催しました

11月9日、第7回長岡協働型災害ボランティアセンター勉強会「平成27年9月関東・東北豪雨災害支援から学ぶ」を長岡震災アーカイブセンターで開催し、約30名の方々にお越しいただきました。

勉強会では、長岡青年会議所、新潟県社協、長岡市社協、中越防災安全推進機構、にいがた災害ボランティアネットワークなど、関東東北豪雨災害支援に関わった団体の関係者からそれぞれの活動について報告していただきました。

支援に入るまでの経緯や支援活動内容について、それぞれが発表を行い、関東・東北豪雨災害支援における課題について話し合いを行いました。

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支援を行う上での課題として以下の様な意見が出ました。

  • 被災エリアが広いため、ボラセン開設初期におけるニーズの把握が困難。
  • 活動の固定化によりボラセン内で改善提案が行われない。
  • 地元のボラセンスタッフを継続的にフォローする人間の不足。
  • 地域を任せられるだけの経験のある団体は、ボラセンの指揮系統化に入らずに現場を任せられた方が動きやすい。
    任せてもらった方が良い支援ができるのではないか。
  • ボラセンによっては外部との連携が全くできていない所もあった。平時からの連携が大切。
  • 県も民間の支援団体と連携する事でもう少し上手く動ける可能性がある。県としては被災地の情報を得る事が困難なので、現場からの情報を頂けると効果的な支援につながるのではないか。
  • 現地の社協、NPO、行政が自分達の未来や地域をどうして行きたいかを一緒に考える機会が必要ではないか。
  • 外部支援者は活動が短期のために頑張れるが、被災地の社協職員は自らも被災している中活動を行っている。そこを考慮して、地元に負担をかけないような仕組みが必要。

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今回の勉強会では外部支援団体としての支援のあり方や、民と官の協働についてなど具体的な課題が挙げられました。今後の勉強会ではこれらの課題を深く掘り下げる事により、中越地区で同様の災害が発生した場合にどのような対処ができるかについて検討を行いたいと思います。

平成25年 長岡災害ボランティアセンター(水害)

○概要
平成25年7月末に長岡市乙吉地区を中心に襲った豪雨災害の支援のために災害ボランティアセンターを設置。当初は8月1日から4日までの4日間の予定で開設を予定していたが、活動進捗状況から活動期間を延長8月11日までの11日間活動を実施した。最終日には地域の皆さんへの炊き出しとボランティアからの応援のメッセージを込めて「炊き出し交流会」を実施した他、ボランティア活動終了後の8月24日には、町内主催で開催された町内クリーン作戦にも災害ボラセンとして協力を行った。
○設置日

平成25年7月30日
○設置場所
ながおか市民防災センター
※現地本部として、乙吉町公民館を借用
○活動期間
平成25年8月1日(木)~8月11日(日)
○支援対象
平成25年7月・8月豪雨で浸水被害を受け、自力での復旧作業が困難な方々
○活動内容
住居内の土砂出し、住居の出入り口・周囲の土砂片付け、敷地内の流木・ゴミ片付け
○活動件数
71箇所(延べ260箇所)
○ボランティア数
延べ2331人
○構成団体
(社福)長岡市社会福祉協議会、(特活)住民安全ネットワークジャパン、(一社)長岡青年会議所、ひのきしん隊、SerV、(株)野村防災、(特活)にいがた災害ボランティアネットワーク、DRT JAPAN、(公社)中越防災安全推進機構 他

平成25年 栃尾地域災害支援ボランティアセンター(水害)

○概要
平成25年7月末に長岡市栃尾地域を襲った豪雨災害の支援のために災害ボランティアセンターを設置。栃尾支所と山の暮らし再生機構栃尾サテライトが協働で災害ボランティアセンターの運営を行った。
○設置日

平成25年7月30日
○設置場所
長岡市栃尾保健福祉センター
○活動期間
平成25年8月1日(木)~8月4日(日)
○支援対象
平成25年7月・8月豪雨で浸水等の被害を受け、自力での復旧作業が困難な方々
○活動内容
住居内の土砂出し、住居の出入り口・周囲の土砂片付け、敷地内の流木・ゴミ片付け
○活動件数
50箇所
○ボランティア数
延べ687人
○構成団体
(社福)長岡市社会福祉協議会、(社福)新潟県社会福祉協議会、(公財)山の暮らし再生機構栃尾サテライト